#156
♡(´˘`๑)
『隣人の愛を知れ』by尾形真理子
一昨日、この本読みました。おすすめです。
どういう人におすすめかって聞かれたらわかんないけど、おすすめです。表紙にある通り、まさに「“恋”のその先について」って感じ。
本を読むとき、読みながら感想とか思ったことをスマホにメモする癖があるんだけど、その中の『喧嘩したい。喧嘩するくらい心をあけっぴろげられる人が欲しい』を後で見てぐっときちゃった。(自分で書いたのに)
これはかなり本心かもしれない。思ったことを言いたいし、思ったことを言ったときに言い返されたい。喧嘩したい。(語弊)
以下カッコ書きはメモ。
『逃げないことは強さなんだろうか』
わからない。どうなんだろう。逃げないで向き合うことは強さなのか。逃げる勇気がないということにはならないか。
『見えないものは気にならない』
好きになった人の元カノに嫉妬する気持ちがわからない。だって知らない人だし。元カノと、今目の前にいる好きな人が過去どういう風に過ごしていたのかを想像できないから嫉妬もしない。「元カノに触れた手で、、、」とか全然思わない。だって私もそうだし。
でもこれは今繋がっていない場合であって今も繋がってたら正直嫌だけどね~縁切れって思っちゃう~
怖いのは過去なんかよりも、まだ始まっていない関係、これからの可能性がある関係、だよ。
『聞いてほしい話が、誰しもある』
誰しも、話したいことがある。それを共有したいと思う相手が私なのかどうかはわからない。でも、(「誰でもいい」にしろ「もみがいい」にしろ)聞いてほしいと相手が思ったタイミングで聞くことができるようになっておきたいと思う。「今は話すタイミングじゃないかな」と気を遣わせないように、傾聴の扉だけはいつでも開けておきたいなぁと思う。だから聞き上手になったのかもしれない。
ん~~、内容的にちょっと抵抗あるかも、という場合は途中でやめて、『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』を読むといいと思う。多分。あれは名作ですよマジで。なんで私ずっと読んでなかったのって感じ。
小説の話で思い出したけど、私のお母さんがこの前、所用である大学に行ってきた。
そこは私が受験生の時に第一志望にしていた大学で、まぁ全然実力が足りなくて余裕で落ちたんだけど、わりと悔しくてわあわあ泣いて、そこに入るために一年浪人しようか迷ったくらい。というか、3年生で編入試験受けようかって考えてたくらい本気で行きたかった大学だった。
お母さんは私のこの気持ちを知っているんだけど、
大学にね、創設者の像が立ってるのね。お母さん、その像の前に立った時、
「はたして、あの子が本当にこの大学に入ったとして、それはあの子にとって幸せだったんだろうか」ってふと思ったらしい。
今考えれば、私は私が進学した大学でよかったと思ってる。
そのすべては、勉強が大変じゃなかったから。
多分実力ギリギリの大学にすれすれで入ってたら、勉強追いつけなくて落ちこぼれてたと思う(下手したら留年とかして死んでたかも)
勉強に余裕があったから他のことにも挑戦できた。(今思えばもっとできた)
だから、これは言い聞かせるわけじゃなくて本気で、進学した大学でよかったと思ってる。
まぁまず、自分が選んできた道“以外の道”のその先は、分からないしね。一生経験できないから。
これが自分の実力だったと。これが自分の縁だと、そうやって満足して生きるしかない。実際満足してるし。後悔はないし。
人生の取り返しもケリも、つく・つかないじゃなくて、つけていくしかないんだね。本にも書いてあったけど。すべて人生の辻褄合わせ。
マツコ・デラックスも言ってた。
流れ着いた先で一生懸命やるの。そうすると知らない扉がどんどん開いて、また新しい世界に行けるって。
そんなもんだな。全部縁だよ。挑戦しつつ、満足しつつ。そうやってゆるく生きていきたい。
言ってることブレブレな気がするけど、これは私の心の中なのでしゃーなし。
私は、お母さんが「あの子は果たして幸せだったのか」って考えてくれたことが嬉しかった。
お母さんにはめちゃくちゃ大切にされて生きてきた自覚も実感もある。でも私が尊敬しすぎてるせいで少し遠い存在というか、手の届かない存在に感じていて。でもそのお母さんが「あの子は」って、私のことを考えてくれた。やっぱりお母さんなんだと、思った。
これはきっと私にしかわからない感覚。