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神はサイコロを振らない「揺らめいて候」【Official Audio】 - YouTube
『揺らめいて候』、、、揺らめいています、ってこと?
久々になんかこう、古っぽい日本語の綺麗さを感じる歌詞だなぁ、というか、(いい意味で)中二病に(いい意味で)刺さりそうというか(いい意味で)。
朧月夜とか篝火とか、聞いたことあるけど意味を説明しろって言われるとちょっとわかんないなぁ…?っていう日本語ってたくさんあるよね。これを調べるのが楽しいんだよね。
朧月夜が春の季語なのはぶっちゃけ調べてみて初めて知ったんだけど、そこから源氏物語の朧月夜に話が飛んでいって、おもしろかった。これだからネットサーフィンはやめられない~~源氏物語読みたくなっちゃうね。
全然関係ないけど源氏物語とか枕草子とかって1000年前のものだけど、現代のなにがしかの作品で1000年後まで残るものってあるのかな。現代はすべての芸術が飽和状態で、残るべきものが埋もれて残らない気がしちゃうよね。
村上春樹は残りそう(偏見)。
「揺らめいて候」の歌詞の中で一番の衝撃は当て字がうまいことだと思う。
(当て字…?当て字じゃないか…当て字であってる…?なんというのこれは…?)
やくそく、を「出鱈目」って書いてるのと、みつめる、を「凝視る」って書いてるの。
うーーーん。
「交わした約束」よりも絶望感増すし、「見つめてほしい」よりも執着を感じるよね。こういう表現ができるのは日本語の強みだと思う。
あと、よがる、を「喜がる」って書いてるのもそうなのかな。
よがる、で調べると「良がる・善がる」が出てくるんだよね。でも「喜がる」の方が沼に堕ちてる感があるよね。喜んじゃってるもんね。ほんとはダメなのに感がね。
聴いてもらえば分かるけど決していい恋愛ソングではないので、こういう細かい表現から滲み出る、この、なんとも言えない感じが、私はすき。
サビとかもう沼沼の沼よね。
「月が綺麗なんて優しい嘘なら要らないの」とか「貴方永遠なんて求めれば去ってゆくのでしょう」とか、もういかにも沼堕ちメンヘラー!
いや、わからん。私が勝手にそういう解釈をしちゃってるだけで、聴く人が聴いたらもっと違う解釈ができるのかも。
月が綺麗ですね、で思い出したけど、
月が綺麗ですねシリーズって今たくさんあるのね。
「星が綺麗ですね(=あなたは私の気持ちを知らないでしょう)」
「海がきれいですね(=あなたに溺れています)」
「雨音が響いてますね(=あなたが好きでした)」
「雨がやみませんね(=もう少し傍にいていいですか)」
「雪がやみませんね(=あなたへの想いが止まりません)」
「夕日が綺麗ですね(=あなたの笑顔が素敵です)」
「風が冷たいですね(=あなたを抱きしめたいです)」
「桜が綺麗ですね(=私たちはまたここで会いましょう)」 もろもろ。
これはいい小説のネタになりそうじゃないですか?
これぜーんぶTikTokから拾ってきたけど、最後がね、最後の1個が、「月が綺麗ですね(=私、死んでもいいわ)」だったのだけちょっと解せないというか、
「死んでもいいわ」は確か「月が綺麗ですね」の“返し”として二葉亭四迷が訳したこれがピッタリじゃね!?ってなってるというやつで、これらは決してイコールではないのだ、、、と思ってしまったけどこういう面倒くさいこと言ってる人だるいよね分かる、私もだるいと思うもん。
私死ぬまでに一本自主制作映画を撮るのが夢で、
それはもう全然短いショートムービー的なのでいいんだけど、
台詞じゃなくて情景というか、そこにこういうのを組み込むのもおもしろいね、って思うの。
30歳までに撮りたいな~って思ってたけど無理そうかなぁ